ボイトレに何の効果があんねん!
こんにちは!
たばすこちゃんです。
なんやねんたばすこちゃんて!
さて、私某ボイストレーニングスタジオにてボイストレーナーをやっております。
数々の生徒さんと向き合う中で感じるのは、
「これやったらどううまくなるねん!」
といった表情。笑
わかるよ、わかる。
その度に「こういった筋肉が必要で、そのためにここの力を抜いて…」などと、
くどくどと解説するわけですが、
いかんせん、頭でわかってても身体が、喉が、ついてこない、ってのは必ずあります。
人間だもの。
考えてもわかんない人!
考えるのやめましょう!
いちいち筋肉だどーだ、あーだこーだ、
考えながら歌うのめんどくさくない?
歌うってそんな難しいこと?
歌とは、言葉にメロディやリズムが乗ったもの。
それを素敵に表現できたときに喜びを感じるもの。
しかし、ボイストレーニングとは、筋力のトレーニングであることに間違いありません。
だって、みんなの声は声帯で作られるんだもの。
大きくわけて、
輪状甲状筋、甲状披裂筋、
このふたつが大事。
輪状甲状筋は声帯をうすくひきのばして、
音程を取りやすくしたり高音を出しやすくする、裏声の筋肉。
甲状披裂筋は声帯を分厚く縮めて、
声帯の全体を振動させて強い声を出しやすくする、地声の筋肉。
それだけ!
みんなが好きなミックスボイス、
それはこの輪状甲状筋と甲状披裂筋がバランスよく拮抗してる状態のこと。
どちらかに振り切りすぎてしまうと、
よわよわしい声、もしくは叫んでるだけの声、
みたいになっちゃいます。
それは時には聞き苦しいと言われてしまったり、歌ってる本人もしんどい。
息が抜けすぎてしんどかったり、
喉がぎゅっとしまって痛かったり。
そんな歌い方してたら楽しくないし、
更には喉を痛めて声出なくなります。
そうならないために、
正しく輪状甲状筋と甲状披裂筋が引っ張り合う状態を作ってやるのが、
私たちボイストレーナーの仕事。
ボイストレーナーは、皆さんの声に耳をすまして、どこにどう力が入ってるのか、
どの高さでどう言った筋力バランスになってるのか、
どの発音で共鳴くうが変化しているのか、
などなどを聞き分けてます。
それはそれは一生懸命に。
その上で、この生徒さんにはこれは言わない方がいいな、とか、
この生徒さんは考えすぎるからとりあえず聞いたとおり声出させよう、とか、
いろいろ考えてやっとるわけですよ。
だからね、みんなは、トレーナーに身を委ねればいいの。笑
もちろん一流トレーナーもいれば、
三流トレーナーもいますよ(私含め)
しかし、トレーナーは確実にトレーナーじゃない人より耳も声も知識も優れてるはず。
1回委ねてみる価値はあるんじゃないでしょうか?
レッスン中、考えても考えてもわからない、
やってもやってもうまくいかない、
そういったネガティブループにハマったら、
全部忘れる!
そしてとにかくトレーナーの発声を真似してやってみる。
そこで、トレーナーから指摘されたら、
された通りにすればいい。
指摘されなかったら、気にしなくていい。
それは、トレーナーが彼らなりに考え、
「これは今は言わんとこう」と判断したから。
全ては皆さんのためなのです。
なんかまとまりないけど、
言いたいのは、
赤子のようにトレーナーに身を委ねてみたらいいんじゃない?
ってこと。
みんな、まじで考えすぎやで。
って思うのよ!
がんばろう。